朝夕は暑さが落ち着く日が増え、秋を感じられるようになってきましたね。
ビオトープ観察日記第47弾となる今回は、「チョウ・ガの仲間」をご紹介します!
写真1枚目は、セスジスズメの幼虫です。
5㎝ほどの黒い体の側面に黄色い丸が規則的に並び、夏の緑の中では目を引く姿をしています。
黄色い丸は、成長するにつれて少しずつ赤みが増し、目玉のような模様になります。
そしてサナギになった後、黄土色の成虫(ガ)になります。
写真2枚目はイチモンジセセリです。
体長2㎝ほどで、羽の白い模様が一文字にならぶことが名前の由来になっています。
みなとアクルスのビオトープでは、毎年秋が近くなるとイチモンジセセリが見られるようになります。
今年もやっと秋がきました。
写真3枚目は、アカマダラメイガです。
体長は2㎝ほど、止まっている時は羽を折りたたみ、写真のような細長い形をしています。
横から見た姿は、なんだか鳥のオウムに似ていませんか?
不思議な愛らしさがありますよね!
(セスジスズメ、アカマダラメイガは「ガ」、イチモンジセセリは「チョウ」の仲間です。)
生きものを撮った写真を見返してみると、普段とは違った点に気づくことができます。
すぐに逃げてしまい、じっくり見ることが難しい生きものも、写真を眺めると「アップで見るとこんな顔をしているんだ」と気づき、目は何個あるの?、耳はどこにあるの?、体の模様は何のためにあるの?、お尻についているのはなんだろう?など、さまざまな疑問が浮かんできます。
みなさんもぜひ、生きものを見つけた際は写真に撮って、じっくり観察してみてはいかがでしょうか。
体の仕組みや成長に伴う変化、食べ物、住んでいる場所など、調べてみると面白い発見がきっとたくさんありますよ。
ビオトープでは、色々な生きものに出会うことができます。
近くを通った際はぜひのぞいてみてくださいね!
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。