まちの取り組み

これからの人と地域社会のためにどんな貢献ができるか。
これからの人と地域社会のためにどんな貢献ができるか。

まちづくりの課題

変わりゆく時代を見据え、これからの人と地域社会のためにどんな貢献ができるか。
まちづくりは、さまざまな課題を見つめることからはじまりました。
1

環境への配慮

名古屋市は温室効果ガスを1990年比で2020年までに25%削減、2050年までに80%削減とする目標を掲げています。この達成には、建物単体の取り組みだけではなく、エネルギーの地産地消や賢い使い方により低炭素なまちの実現が求められています。都市で進行するヒートアイランド現象や緑地不足への対応も必要です。

2

防災機能の強化

本エリアは、名古屋市の南海トラフ巨大地震の被害想定で「震度6強」「液状化」「0.5〜1.5m程度の浸水」が予測されています。津波避難ビルや、安全で円滑な避難動線と緊急車両動線の確保、隣接する港区役所との防災活動の連携が求められています。

3

にぎわいと交流の創出

本エリアを含む港区の人口は減少傾向にあり、地域活力の低下が懸念されています。本エリアは上位計画として「名古屋市都市計画マスタープラン」および「都市再生緊急整備地域」に位置づけられ、都市機能の強化が求められています。さらに、名古屋市、名古屋港管理組合による「中川運河再生計画」において、運河沿いの空間整備によるにぎわいと交流の創出が期待されています。

まちの取り組み

人と環境と地域のつながりを育むまち

水と緑が輝き、人も地域もいきいきと輝き続ける未来。
みなとアクルスは、人・環境・地域とのつながりをテーマに、理想のまちを目指して生まれました。

環境と省エネルギーへの
取り組みによる先進的なまちづくり

ガスコージェネレーション、太陽光発電、大型蓄電池(NAS電池)などを設置し、電気・熱・情報のネットワーク「CEMS」を構築。先進のスマートエネルギーシステムにより創エネ・蓄エネ・省エネを統合制御し、環境負荷低減を徹底したまちを実現します。また、水と緑のネットワークを形成し、自然と共生するまちづくりに取り組みます。

スマートエネルギーシステム

地域防災に資する災害に強いまちづくり

建物やインフラの耐震化や液状化対策を図るとともに、十分な給排水設備を整備しました。「エネルギーセンター」に設置した分散型電源により、災害時もエリア内および港区役所への電力供給を継続します。さらに、エリア内の建物が津波避難ビルの認定を受けるとともに、緊急車両の通行が可能な道路や、避難動線にもなる公園、歩行者通路も整備しました。

人と地域をつなぐ都市機能

多様な人々が集い交流するにぎわいのあるまちづくり

緑豊かな空間を整備するとともに、商業・交流、住宅、スポーツ・レクリエーション、教育、医療、福祉など多様な都市機能を取り入れ、複合市街地の形成を図ります。運河沿いの親水空間や歩いて楽しい散策路を整備し、住まう人、働く人、訪れる人がいきいきと過ごし、豊かなにぎわいが生まれる、地域交流の拠点を目指します。

自然と共生する都市デザイン