ビオトープ観察日記第45弾となる今回は、「バッタ」をご紹介します!
みなとアクルスのビオトープでは、毎年夏~秋にかけて、たくさんのバッタに出会うことができます。
その中でも、一番多く見かけるのが今回ご紹介する「ショウリョウバッタ」です。
ショウリョウバッタは、オスが飛ぶときに“チキチキ”という音を出すことから、別名「チキチキバッタ」とも呼ばれています。
5~6月頃卵からかえり、8月頃まで脱皮を繰り返して成虫になります。
今の時期はまだ幼虫で、写真2枚目で分かるように羽はまだとても小さく「飛ぶ」ことはできませんが、大きな脚で「跳ぶ」ことができます。
ビオトープでは、顔の正面からカメラを向けると、そろりそろりと移動して写真3枚目のように葉っぱの後ろに隠れるショウリョウバッタが多いのですが、その仕草がとても面白いです。
隠れていてもこちらからは透けて見えているのでどこにいるのかは一目瞭然ですが、影で見るショウリョウバッタも、かわいらしいですよね。
バッタは、周りの環境によって身体の色が変わります。
土や枯草の多いところでは褐色、緑色の葉の多い場所では緑色になりますが、この他にも周りに仲間がいないと緑色になり、仲間がたくさんいると茶色になるそうです。
また、緑色はおとなしく、茶色は荒っぽい性格なんだそうですよ。
生きていくために備わった不思議がいっぱいですね。
写真5枚目には、隠れ上手なショウリョウバッタが1匹写っています。
どこにいるのか探してみてください!
ビオトープにお越しの際は、芝生や水草に隠れるショウリョウバッタがいないか、ぜひのぞいてみてくださいね!
◆5枚目に隠れているショウリョウバッタの場所は、次回のビオトープ観察日記vol.46でご紹介します。
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。