ビオトープ観察日記第44弾となる今回は、「カエル」をご紹介します!
みなとアクルスのビオトープでは、今年も4月の初めごろからカエルが姿を見せるようになりました。
今回はビオトープで見られるカエルたちをご紹介します!
写真1・2枚目:ヌマガエル
背景の岩と同じような灰褐色で、背中に小さなイボのようなものが見えます。指先には吸盤はありません。
ヌマガエルはツチガエルとよく似ていると言われますが、ツチガエルの方が背中のイボが目立つことや、ヌマガエルのお腹は白く、ツチガエルはお腹に斑点があるなどの違いがあります。
写真3・4・5枚目:ニホンアマガエル
アクルスのビオトープでは、このニホンアマガエルをよく見かけます。
発達した指先の丸い吸盤で木や草に登るのが得意で、ここでも様々な木の上で休んでいる姿をよく見かけます。
カメレオンのように体の色を変えて、背景に溶け込むことができるのも特徴の一つです。
一部の種類を除き、カエルはオスだけが鳴き、鳴嚢(めいのう)と言われる喉の奥の部分を、袋のように膨らませて音を出します。
一般的に、メスを誘う時や危険を知らせる時に鳴くと言われていますが、ニホンアマガエルは雨が降る前に鳴くことから、その名前が付いたと言われています。
ビオトープでも、ごくまれに、5枚目の写真のように鳴いている瞬間を見ることができますよ。
ビオトープにお越しの際には、のどを膨らませて鳴く可愛い姿をぜひ探してみてくださいね!
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。