自然と共生する都市デザイン

自然と共生する都市デザイン

水と緑に親しむまちづくり

シンボルツリーとしてヤマボウシを植栽

シンボルツリーとしてヤマボウシを植栽

運河沿いに緑道「キャナルウォーク」を整備し、水に親しむ特色ある空間づくりを行うとともに、外周部歩行者空間や東西を結ぶ「アクルスロード」、中央エリアの「オーバルガーデン」など緑豊かな空間を整備し、緑化率25%の自然豊かな都市空間を形成しました。
在来種を主とした植栽を行うとともに、ノード(ストリートの交点)にはヤマボウシ、ハナノキなど名古屋周辺に見られる樹木をシンボルツリーとして配置し、地域らしい景観となっています。
また、都市のグリーン・インフラとして注目される雨水浸透型植栽「レインガーデン」も取り入れ、自然環境を活かして地表面温度の上昇や雨水の流出を抑制する取り組みを行っています。

歩行者中心の空間設計

みなとアクルスの特徴は、人にやさしい歩いて楽しめるまちづくり。水と緑を愛でながらゆったり散策できる、歩行者中心の緑道や通路を整備しました。エリア内は無電柱化するとともに、車道と歩道の間には植栽帯を設け、ゆったりとした歩道を確保するなど、歩車分離による安全の確保にも配慮しました。
また、ノードにはシンボルツリーやベンチ、見やすく分かりやすいサインを設置するなど、心地よく歩ける空間設計を行っています。

歩車分離の植栽について

歩車分離の植栽

水と緑のネットワークについて

水と緑のネットワーク

アクルスロード

みなとアクルスのシンボルロード。常緑の街路樹と、季節感のある在来種を複数植栽し、四季の移り変わりが感じられる特徴的な景観を創出しています。

外周部歩行者空間

外周部歩行者空間の緑化を充実させ、みなとアクルス内の各所とつながる豊かな緑のネットワークを創出しました。また、ゆとりある歩道を形成しています。

キャナルウォーク

港北運河沿いの憩いとにぎわいを生み出す親水空間。春の水辺には桜やツツジの花々が咲き誇り、お花見を楽しむことができます。

オーバルガーデン、オーバルウォーク

約8,000m2のみどりの大広場には豊かな芝生空間が広がり、ライブイベントや展示会、マルシェなどが開催されます。庄内川流域をモデルにしたビオトープは、身近な植物や生きものが観察できます。また、オーバルガーデンを囲む遊歩道「オーバルウォーク」は、エリア間の回遊性を高めます。

環境と調和する景観デザイン

みなとアクルスのアイデンティティを感じさせ、周辺環境と調和する景観を創出するため、景観ガイドラインを策定。近接する歴史的な「平和橋」をモチーフとする素材を歩行者通路の舗装に取り入れました。
建物には自然を基調としたアースカラーを用い、統一感のある色彩や質感に配慮しました。照明は省エネルギー性の高いLEDを用い、落ち着いた安らぎを感じさせる色温度にしています。また、風の道に配慮した配置や、建物高さとし、風通しの良いまちづくりを行っています。

外周部歩行者空間 舗装

「みなとアクルス エネルギーセンター」 外壁

「キャナルウォーク」 照明

都心と港を結ぶ
水系ネットワーク

名古屋都心と港を結ぶ中川運河。その歴史を活かしながら、新たな価値と果たすべき役割を見据えた「中川運河再生計画」が進められています。2017年から、名古屋駅エリアと港エリアを結ぶ水上バスの定期運航・モニタリング調査がスタートし、みなとアクルスの乗船場にも寄港します。
中川運河を通じた水系ネットワークにより、周辺地域の活性化が期待されています。また、「中川運河再生計画」において、本エリアは「水と緑のレクリエーションフィールド」に位置づけられており、みなとアクルスは、にぎわい・交流の創出に貢献していきます。

  • 水上バス

  • みなとアクルス内に乗船場を整備

名古屋駅から港エリアまでの水上バス経路

水上バスの詳細・運航情報はこちらをご確認ください。

CRUISE NAGOYA

名古屋駅エリア~港エリア
水上バスの定期運航スタート

水上バスは、名古屋駅近くの「ささしまライブ」、温浴施設「キャナルリゾート」、名古屋港水族館のある「ガーデンふ頭」、「レゴランド®・ジャパン」のある「金城ふ頭」まで、名古屋の人気観光スポットをつなぎます。

水上バスの詳細・運航情報はこちらをご確認ください。

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