日に日に蝉の声が大きくなり、いよいよ夏本番らしくなってきましたね。
ビオトープ観察日記第40弾となる今回も、前回に引き続き、最近ビオトープで見られた「夏の生きもの」をご紹介します!
最初にご紹介するのは、少し珍しいチョウトンボです。(写真①)
トンボの羽はふつう透明ですが、チョウトンボは青緑色に輝く美しい羽を持っているのが特徴です。
他のトンボとは違い、羽をゆっくり動かして飛ぶことから「チョウトンボ」と名付けられたそうで、ひらひらと舞う様子は蝶にそっくりです!
次は、このコーナーでもお馴染みのアマガエルです。(写真②)
この写真を撮影した日は風が強く、木の葉もパタパタと音をたてたり、くるくると回ったりするほどでしたが、アマガエルは持ち前の足の裏の吸盤で葉にしっかり引っ付いてびくともしませんでした。
池の水草では、カマキリに会うことができます。(写真③)
ここで見かけるカマキリは頭が下の逆立ち状態のことが多く、真ん中と後ろの計4本の足で体を支えています。
前足を顔の前で構えたり、写真のように下にまっすぐ伸ばしたり、いつも不思議なポーズをしています。
葉っぱの真似をして身を隠しているのでしょうか?
芝生の辺りには、まだ羽のないバッタがたくさんいます。(写真④)
7月上旬には、ショウリョウバッタの特徴でもある「チキチキチキチキ」と飛ぶ羽の音を耳にしました。
この時期はまだ羽のない幼虫を見かけることの方が多いですが、中にはすでに飛び回っている成虫もいるようです。
こちらはミツカドコオロギの幼虫でしょうか?(写真⑤)
ミツカドコオロギは名前の通り、成虫になると三つの角を持つ変わった形の顔になります。気になる方はぜひ調べてみてください!
みなとアクルスにお越しの際は、ぜひ夏の生きものに会いにビオトープをのぞいてみてくださいね!
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。