みなとアクルスのビオトープ観察日記第32弾となる今回は、「ヒサカキ」・「ハマヒサカキ」の紅葉をご紹介します!
ヒサカキとハマヒサカキは、どちらも小さなクリーム色の花を咲かせ、丸い実をつける植物です。
艶のある葉を一年中つけますが、ビオトープでは10月上旬ごろから葉が赤く色づき始めました。
枝につく全ての葉が真っ赤に染まる様子はあまり見られませんが、1本の枝の中に緑・黄・赤の葉が混ざる愛らしい様子を見ることができます。
ヒサカキとハマヒサカキは見た目が似ていますが、花の咲く時期や、葉の大きさ・形などから見分けることができます。
ヒサカキは3~4月頃に花を咲かせますが、ハマヒサカキは11~12月頃に花を咲かせます。
葉の大きさは、ヒサカキが3~8㎝ほど、ハマヒサカキが2~4㎝ほどで、葉の形もヒサカキの葉先はとがっていますが、ハマヒサカキの葉先は丸みを帯びた形をしています。
現在、ビオトープでは一足先に花を咲かせるハマヒサカキが続々と開花しています。
この時期のハマヒサカキは緑の葉、紅葉した葉、実、花を同時に見ることができます。(写真1枚目、※実をつけるのは雌木のみ)
写真4・5枚目は、ららぽーと名古屋みなとアクルス外周部の歩道に植えられているヒサカキ・ハマヒサカキの写真です。ビオトープ以外にも、みなとアクルスのエリア内には、たくさんのヒサカキとハマヒサカキが植えられていますので、お越しの際はぜひ見比べながら散策をお楽しみください!
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。
【お詫び】2021/12/16の投稿時には「ツバキ科」と紹介しておりましたが、
国際標準の新分類体系APGⅢにおいては「モッコク科」となっております。
これに合わせ、記載を削除させていただきました。(2022/1/28再掲載)