みなとアクルスのビオトープ観察日記第31弾となる今回は、「シャリンバイ」をご紹介します!
シャリンバイはバラ科シャリンバイ属の常緑低木で、ツヤのある革質な葉を一年中つけます。
5月頃になると、枝の先に1.5㎝ほどの白い花を咲かせます。花の中央のおしべは、最初は黄色ですが、花粉を出した後、赤色に変化するという特徴があります。(写真1・2枚目)
花が散ると、実ができ始め、実は少しずつ膨らみながら形を変え、夏になると1㎝ほどの丸い緑色の実になります。(写真3・4枚目)
秋から初冬にかけて熟し、黒紫色に色を変えます。(写真5枚目)
葉を車輪のように放射状につけること、花が梅の花に似ていることから、シャリンバイ(車輪梅)という名前が付けられたそうですよ。
現在、ビオトープでは綺麗な黒紫色に色づいたシャリンバイの実を見ることができます。
シャリンバイの実は、その形や色からブルーベリーに似ているとよく言われますが、食べることはできないそうです。
シャリンバイは、ビオトープの他に、みなとアクルスの東西を結ぶ道路「アクルスロード」にもたくさん植えられています。
みなとアクルスをお散歩される際は、ぜひ美しく色づいたシャリンバイの実をお楽しみください!
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。