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ビオトープ観察日記vol.17 ~植物紹介「ヤマザクラ」~

みなとアクルスのビオトープ観察日記、植物紹介第9弾となる今回は、「ヤマザクラ」をご紹介します!

みなとアクルスのビオトープに植えられたヤマザクラが、4月上旬から咲き始めました。
ヤマザクラはバラ科サクラ属の落葉樹で、ソメイヨシノと並び日本の桜を代表する木のひとつであり、ビオトープのモデルとなっている庄内川周辺でも見ることができます。

ヤマザクラは3月下旬~4月上旬ごろ、3cm程の白または淡いピンク色の花を咲かせます。
花の後に新緑をつけるソメイヨシノとは異なり、ヤマザクラは赤みを帯びた新葉と共に花を咲かせるという特徴があります。
葉は成長すると緑色に変わり、10cm程の大きさになります。秋には赤く紅葉して落葉します。
6月頃にサクランボのような小さな実をつけます。

桜は菊と同じく日本を象徴する花とされ、俳句や和歌の世界で単に「花」といえば桜を指すほど、昔から私たちの生活に根付いた花です。日本には現在300種類以上の桜があると言われ、その中でもヤマザクラは古くから日本に自生する野生種として知られています。
一輪では可憐な姿、満開では荘厳な雰囲気、ひらひらと散る様子は儚くも美しく、つぼみから散るまで様々な姿を見せてくれます。
そんなヤマザクラには「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」などの花言葉がつけられています。

みなとアクルスにお越しの際は、可憐な花や実をつけるヤマザクラをお楽しみください。

※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。