みなとアクルスのビオトープ観察日記、植物紹介第7弾となる今回は、「アセビ」をご紹介します!
以前このコーナーで、アクルスロードに咲いた花としてご紹介しましたが、この白い可憐な花は、ビオトープでも見つけることができます。
「アセビ」はツツジ科アセビ属の常緑低木で、庭木や公園の植栽として古くから親しまれています。
可愛らしい見た目とは裏腹に、茎や葉、花には毒が含まれ、アセビを食べてしまった馬がふらついて酔っているように見えたことから、漢字では「馬酔木」と書くと言われています。
毒と言っても食べない限り問題はなく、自然農薬として利用することもあるそうです。
アセビの葉は、3~9cm程の長さで、ふちには小さなギザギザがあります。(写真1枚目)
2月頃から蕾をつけ始め、3~4月頃になると、7mm程の小さな壺型の白い花を下向きに咲かせます。(写真2・3枚目)
花の後には5mm程の緑色の実をつけ、秋には熟して茶色くなった実が5つに分かれます。(写真4・5枚目)
花言葉には、「清純な心」「献身」「あなたと二人で旅をしましょう」などがあります。
みなとアクルスのビオトープでは、アセビの花がまもなく見頃を迎えます。
少しずつ寒さが和らぎ、陽が暖かく感じられるようになってきました。
ぜひ、みなとアクルスで春の訪れを感じてくださいね。
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。