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ビオトープ観察日記vol.12 ~生きもの紹介「カマキリ」~

みなとアクルスのビオトープ観察日記、生きもの紹介第6弾となる今回は、「カマキリ」をご紹介します!

みなとアクルスのビオトープでは、昨年8月~11月頃まで、カマキリに会うことができました。
カマキリは種類によって1~10cm程の大きさのものがいます。
一般的に「カマキリ」というとカマキリ目カマキリ科の「チョウセンカマキリ」を指し、チョウセンカマキリの成虫は6.5~9cm程の大きさです。
みなとアクルスで見ることができたカマキリも、この種類です。

カマキリは肉食で、小さな昆虫などを食べますが、時には交尾中にメスがオスを食べてしまうこともあるそうです。
メスは10月頃、木の枝やイネなどの草に産卵します。
卵は寒さや衝撃などから守ってくれるスポンジ状の鞘のようなものに包まれており、この塊を卵鞘(らんしょう)と呼びます。
1つの卵鞘の中には、多いと300個程の卵が入っているそうです。
卵で冬を越し、5~6月頃に孵化した後、何度も脱皮を繰り返して成虫に成長します。

現在ビオトープ内には、チョウセンカマキリの卵鞘が2つ産みつけられています。
1つが縦3cm・横1cmの大きさ(写真4枚目)、もう1つは縦4.2cm・横1cmの大きさ(写真5枚目)のもので、発見した10月上旬から約3か月が経っていますが、見た目に変化はほぼありません。
順調に育てば、春にはたくさんのカマキリの赤ちゃんに出会えそうです。
冬のビオトープでは生きものはあまり見られませんが、暖かくなった頃、様々な生きものに会えるのを楽しみにしていてくださいね!

※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。