みなとアクルスのビオトープ観察日記、生きもの紹介第5弾となる今回も、前回に引き続き「バッタ」をご紹介します!
今回は、前回ご紹介したショウリョウバッタによく似た「オンブバッタ」をご紹介します。
ショウリョウバッタとオンブバッタは一見区別がつかないほど似ていますが、いくつか見分けるポイントがあります。
体長はショウリョウバッタの方が大きく、オンブバッタはショウリョウバッタの半分ほどの大きさで、オンブバッタのオスの成虫は体長2.5cm程、メスは4cm程の大きさです。
足の開きにも違いがあり、ショウリョウバッタは後足をお腹から離して横に出しているのに対し、オンブバッタは後足をお腹の側面にくっつけています。
また、オンブバッタは顔や顔の側面に白い点々がついていることや、お腹が少しふっくらしていて幅があること、名前の由来にもなっているメスがオスをおんぶして過ごすことなども見分けるポイントの一つです。
オンブバッタは飛ばないものが多いようで、近づく人に気付くと体の向きを変えたりゆっくり後ずさりしたりして葉っぱに隠れるという可愛らしい動きをします。
ショウリョウバッタもオンブバッタも、葉っぱに紛れて姿を隠すのがとても上手です。
5枚目の写真にはオンブバッタが6匹写っていますが、気づきましたか?
みなさんもバッタを見つけた時は、ぜひ隅々まで観察して違いを見比べてみてくださいね。
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。