みなとアクルスのビオトープ観察日記、植物紹介第3弾となる今回は、ビオトープで見られる「どんぐりのなる木」をご紹介します!
どんぐりには1年の内に熟す1年成のものと、1年半をかけてゆっくり熟す2年成のものがあるのをご存じですか?
みなとアクルスのビオトープには、コナラ・アラカシ・シラカシ・クヌギといった4種類のどんぐりのなる木があります。
このうちコナラ・アラカシ・シラカシは1年成で、春に咲いた花がその年の秋にどんぐりになります。
クヌギは2年成で、春に花を咲かせてからゆっくり時間をかけ、次の年の秋に熟したどんぐりになります。
今年みなとアクルスのビオトープでは、コナラ・アラカシがたくさん実をつけました。
どんぐりの成長はコナラの方が少し早く、7月下旬にはまだ殻斗(「かくと」、上の帽子の部分)のみだったコナラの実(写真1枚目)は、8月下旬に1cm程の大きさ(2枚目)になり、9月下旬になると2cm程の大きさ(3枚目)に成長しました。10月下旬には茶色く色づき(4枚目)、11月上旬に木から落ちました。
アラカシのどんぐりは9月上旬に殻斗が確認でき、10月上旬に1cm程の大きさになりました。
現在1.5cm程の大きさまで成長した実は、まだほとんど緑色ですが、最近少しだけ茶色く色づいてきました。(5枚目)
みなとアクルスでは、アクルスロードや邦和みなとゴルフの側など、ビオトープ以外にもどんぐりのなる木がたくさん植えられています。
お散歩をされる際は、ぜひどんぐりを探してみてくださいね。
※ビオトープの中にはみなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。