若葉が初夏の日差しに輝く季節ですね。
みなとアクルスの中央に位置するビオトープや港北運河沿いのキャナルウォーク、エリアを東西に横断するアクルスロードには、思わず目を見張るような草花の緑が溢れています。
みなとアクルスが敷地の1/4を緑地として整備していることは度々ご紹介していますが、”都市の緑化”は、良好な景観形成やヒートアイランド現象の緩和の他にも役立っています。
多くの植物の葉が緑色に見えるのは、植物が持つ”葉緑体”という細胞小器官の中の”葉緑素”が緑色だからです。この葉緑素に光が当たると、根から吸収された水(H2O)が酸素(O2)に分解する過程でエネルギーが作り出され、これを利用して二酸化炭素(CO2)からデンプンや糖といった養分が合成されます。こうして二酸化炭素が固定され、酸素が放出される仕組みは、「光合成」としてよく知られていますよね。光合成をしてくれる植物をたくさん植えることは、CO2の削減に役立ちます。
現在私たちが吸っている酸素は、植物たちが30億年以上の歳月をかけて作り出したものだと言われています。私たちは植物のお陰で生きている、といっても過言ではないでしょう。地球温暖化の抑制が必要な今日、CO2を酸素に変えてくれる植物たちの力は、なくてはならないですね。
新緑の季節の今、葉っぱを見上げ、その大切さを実感しましたので、今回は葉っぱに焦点を当ててご紹介をさせていただきました。
キャナルウォークでは、ソメイヨシノが緑の葉を茂らせ、アクルスロードでは、ヒペリカム・ヒデコート(写真2枚目)が黄色い花を咲かせています。またビオトープではヤマモモ(写真3枚目)の実が膨らみ、シャリンバイ(写真4枚目)やトベラ(写真5枚目)の花も咲いています。
日中は徐々に気温も高くなってきましたが、比較的過ごしやすい朝方や夕方にみなとアクルスで、光合成をしてくれる植物たちに思いをはせ、草花を巡るウォーキングはいかがでしょうか?