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まちの紹介

~植物紹介「マユミ」~

ららぽーとと港北公園の間の遊歩道を歩いていると、ピンク色のまるい実がたくさん!
まるでお正月に飾られる、花もちのような可愛らしい実をつけているのは、マユミです。

マユミは、ニシキギ科ニシキギ属で、木は硬質でよくしなることから、古くは弓の材料として使われていたそうです。
このことが名前の由来となっているという説があり、漢字では「真弓」と書きます。
縄文時代の遺跡からも、マユミで作られた弓が発掘されているそうですよ。

また、鑑賞できる期間が長いのもマユミの魅力の一つです。
他の木々同様、秋ごろから紅葉をはじめ、多くの木々が葉を落とす時期に、ピンク色の実がパカッと4つに割れて、中から朱色の種子が現れます。
紅葉が終わった後に、再び色鮮やかな美しさが見られることから、日本最古の歌集と言われる『万葉集』や、清少納⾔の『枕草⼦』にも登場するなど、古くから人々に親しまれてきた植物です。

マユミの可愛らしい実を鳥たちは好んで食べますが、人が食べるととっても危険!
吐き気、下痢、筋肉の麻痺などを起こす毒性があるそうです。
色はキレイですが、間違っても食べないようにして下さいね!

冬本番の寒さとなりましたが、みなとアクルスにはまだ実をつけている植物が、他にもあります。
ぜひ、探してみてください!