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まちの紹介

キャナルウォークでカマキリの卵を発見!

卵①
卵②
卵③
セミぬけがら
卵④

冷たい風が吹き、もの寂しい寒さが厳しい日々が続き、外を歩く際は足を速める方も多いのではないでしょうか。そんな早める足のスピードを少しだけ緩めて見渡すと、とても興味深い光景に出会いました。今回は「キャナルウォークのカマキリ」についてご紹介します!

みなとアクルスの親水空間「キャナルウォーク」は、3月の終わりごろになると桜・ユキヤナギが咲き誇る、春の散策にぴったりの場所です。
ただ、この記事を作成した1月の木々はまだ芽や蕾の状態で、少し物寂しい様子。。
でも逆に、葉が多いと探すのが大変な「カマキリの卵」が、今は見つけやすい季節です!
(カマキリは11月ごろ木の枝などに卵を植え付けます。そのころはまだ木に多くの葉が残っており、探すのは大変ですが、紅葉した葉が落ち、春の芽吹きまで葉が少なくなった今は、カマキリの卵をとても見つけやすい時期になります。)

そこで、1月中旬の晴れの日、キャナルウォークで「カマキリの卵探し10分間チャレンジ」をしてみました!

果たして10分の間にカマキリの卵を見つけられるのか・・・ という心配は全く杞憂で、すぐにユキヤナギの枝に、丸く大きなオオカマキリの卵※2つを発見しました!(写真①、②)
※正確には「卵鞘(らんしょう)」といい、スポンジ状のかたまりの中にカマキリの卵がたくさん入っているそうです。

しばらく探すと、もうひとつ発見。(写真③)
さらにもうひとつ発見!と思いきや、こちらはセミの抜け殻でした。(写真④)
とてもきれいな状態の抜け殻で、羽の形までしっかり見えます。
この後もうひとつ卵を発見し、10分間でオオカマキリの卵を計4つ見つけることができました。(写真⑤)
オオカマキリの卵鞘には、200個ほどの卵が入っており、4~5月ごろになると一斉にふ化します。暖かくなったころ、今年はどれくらいのカマキリの赤ちゃんに出会えるでしょうか。

みなとアクルスのビオトープでこれまで見つけたカマキリはチョウセンカマキリがほとんどですが、キャナルウォークにはオオカマキリが生息していることが、今回の発見でした!

みなとアクルスのエリア内は様々な植物と生物が共生しています。
春の訪れを待ちながら、カマキリの卵などこの時期ならではの生き物の様子を楽しんでみてはいかがでしょうか。