みなとアクルスのビオトープ観察日記、生きもの紹介第2弾となる今回は、「セミ」をご紹介します!
梅雨が明ける頃セミの鳴き声を聴いて、夏のはじまりを感じる方も多いのではないでしょうか?
みなとアクルスのビオトープにも、7月上旬からセミがやってきました。
写真のセミの種類、何か分かりますか?
ヒントは、他のセミと比べて頭の幅が広く、透明の翅をもち、「シャーシャー」や「シャワシャワシャワ」と大きな声で鳴く日本最大のセミです。
正解は・・・クマゼミ!
まだ整備されてから2年のビオトープに、クマゼミを見つけることができました。
ここの豊かな緑を気に入り、住みかにしてくれているのですね。
セミは種類によって住む地域や、鳴く時期・時間帯が違うという特徴があります。
今回ご紹介したクマゼミは、西日本の太平洋側を中心とした温暖な平地に生息し、成虫は7月から9月上旬に多く見られますが、午後はほとんど鳴かないといわれています。
今年確認できたのはクマゼミのみですが、日本には36種ほどのセミが生息しているそうです。
「ミーンミンミンミー」と鳴くミンミンゼミや、「ジージー、ジリジリジリ」と鳴くアブラゼミ、「ギーーー」と太い声で鳴くエゾゼミなどが有名で、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
そろそろ夏の終わりを教えてくれる、ツクツクボウシの鳴き声が聴こえてきそうですね。
夏にみなとアクルスに遊びにいらした際は、ぜひセミたちを探してみてください!
※ビオトープの中には、みなとアクルスエコツアーでお入りいただけます。現在新型コロナウイルスの影響でツアーを中止していますが、ビオトープの様子は外側に設置されているデッキなどからご覧いただけます。