みなとアクルスのビオトープでは、今年も『ニホンアマガエル』と『ヌマガエル』の2種類のカエルと出会う事ができました。
♪カエルの歌が~聞こえてくるよ~♪
小学校の音楽の授業等で、クラスの子達と合唱や輪唱をした方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
なんとニホンアマガエルは、本当に輪唱するかのように順番に鳴くという研究結果が出ているそうです。
カエル達が鳴く1番の理由は「繁殖の為のメスへのアピール」
お互いの声が重ならないようきちんとずらして鳴く事で、
“僕はここだよ!僕の所においで!”と、しっかりとアピールしているのですね。
彼らのチームワークは素晴らしく、それぞれが交互に鳴いた後、一斉に全員が鳴き止む時間を作り、その後また順番に鳴き始める…という事を繰り返しているそうです。
ニホンアマガエルのオスの体長はだいたい2.0㎝〜4.0㎝といわれています。小さな身体でとても大きな声で鳴くため、かなりのエネルギーが必要と思われます。
個々がバラバラに鳴くよりもメスに気づいてもらいやすく、一斉に泣き止む時間を作って休息時間を取り、エネルギー消費を抑える事で、夜行性の彼らが夕暮れから日付が変わる頃までの長時間、効率よく鳴き続けられるのではないかと考えられているそうです。
そしてこの研究結果は無線センサネットワークの自律分散制御に応用され、ネットワーク全体の持続性と省エネルギー性能の向上に役立てられると期待されているそうです。
生き物達の習性から学べる事は、まだまだ沢山ありそうですね!
今回、写真を撮らせてくれたニホンアマガエルは、出没頻度の高いビオトープ入口の扉になんともいえない表情で佇んでいましたよ。
3枚目のヌマガエルは、ビオトープ内の池の近くにいます。
どこにいるか、わかりますか?よーく見てみてくださいね!
みなさんもみなとアクルスのビオトープ付近でカエル達に会えるかもしれません。お近くに来た際は、探してみてくださいね。