みなとアクルスでは、「地域防災に資する災害に強いまちづくり」に重点的に取り組んでいます。
みなとアクルスエネルギーセンターは隣接する港区役所と「災害時における施設使用の協力に関する協定」を締結しており、2月1日にエネルギーセンター会議室を使用して「令和6年度港区災害ボランティアセンター設置・運営訓練」が開催されました。
本訓練は、港区役所、社会福祉法人名古屋市港区社会福祉協議会、名古屋みなと災害ボランティアネットワークの協働により企画されたものです。
今回、新たに参加する学区が加わったことで、昨年度より17名多い総勢85名により開催され、地域連携の広がりを一層感じる訓練となりました。
本訓練では、「災害ボランティアセンター」の概要や役割のほか、受付や活動先の紹介、資機材の貸し出しなど運営の一連の流れを学ぶとともに、今年が30年目の節目となる阪神・淡路大震災や、東日本大震災、記憶に新しい能登半島地震の実例をもとに、災害時の支援活動の実態について理解を深めました。
また、近年のボランティアセンターの運営においては、二次元コードを活用した受付や情報管理などのデジタル化によって、運営者の負担軽減やボランティアの円滑な派遣が可能になっていることが紹介されました。
参加者は、自らのスマートフォンを使って、二次元コードからボランティアの事前登録を実際に体験し、受付の流れを確認しました。
本訓練の最後には質疑応答が行われ、「被災地では通信インフラが不安定になることが予想されるが、デジタル化のメリットを十分に活かせるのか」という疑問の声が上がり、実際の運用に関する具体的な課題も議論されました。
みなとアクルスでは、これからも地域の防災力向上に向け、様々な活動を進めてまいります。