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まちの紹介

SDGsの取り組み⑥「目標11:住み続けられるまちづくりを」

みなとアクルスは、様々な活動を通じて、SDGs※に掲げている17のゴールのうち、10のゴール達成に貢献しようと取り組んでいます。
今回は、目標11「住み続けられるまちづくりを」の達成に向けた取り組みについてご紹介します。

「住み続けられるまち」とは、国籍・年齢・障害の有無などに関係なく誰もが住みやすく、かつ健康で快適に住み続けることができること、また自然災害が起きても早期復旧する強靭で持続可能なまちであることを意味します。
みなとアクルスは地域社会とともに持続的に発展することを目指し、まちの強靭化を実現しています。

みなとアクルスでは、グリーンインフラの推進に取り組んでいます。
エリアの特性を活かし、運河や自然に親しみながら散策できる歩行者中心の空間設計や、在来種を中心に緑化率25%の緑豊かな空間を整備しています。ビオトープやノード(ストリートの交点)へのシンボルツリーの植栽など、地域らしい景観づくりも行っています。また、雨水についてもエリア内での抑制に取り組み、レインガーデンや雨水抑制貯留槽などを設けています。新たに建設したエリアの東西を結ぶ「アクルスロード」は、交通の利便性向上に加え、災害発生時には円滑に避難できる道路です。人々が安全安心に利用できる緑地空間や公共スペースを構築することで、防災・減災、環境に配慮したまちづくりを行っています。

みなとアクルス周辺のエリアは、南海トラフ巨大地震が発生した場合、最大震度6強、最大1.5mの津波浸水が想定されています。この対策として、土地の嵩上げや重要施設・設備を2階以上に設置していることに加え、分散型電源によるエネルギーネットワークや、断水時にも使用できる運河水や井水により、災害時でもエネルギー供給を継続します。また、災害発生時に備えてまちづくり推進協議会を中心に、専用の無線や光電話を使った通信訓練や、津波避難ビルへの避難訓練などの各種訓練を定期的に実施するとともに、各施設で非常食や簡易トイレなどの物資を備蓄し、事業者間融通も想定しています。さらに、DCP(地域継続計画)の取り組みとして、隣接する港区役所へ非常用電源を供給するとともに、対策拠点としてスペースを貸し出す協定も締結し、地域の災害活動を支援します。

みなとアクルスでは、これからも住み続けられるまちであり続けるために、安全安心なまちづくり、持続可能なまちづくりを行っていきます。

私たち一人ひとりがSDGsに興味を持ち、できることから、ぜひ始めてみませんか?

【※「SDGs」とは】
貧困や学習、エネルギーなど様々な分野で起きている問題に取り組むことで、地球上の「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。
目標は17のゴール・169のターゲットから構成され、2030年の達成に向けて全世界が取り組んでいます。