春の到来を感じる瞬間は人それぞれだと思いますが、桜が花を咲かせると、多くの人が春の到来を感じて、心を奪われるのではないでしょうか。
日本の桜の代名詞とも言える、バラ科サクラ属のソメイヨシノが、みなとアクルスでも間もなく美しい花を咲かせはじめます。
ソメイヨシノは、在来種のエドヒガシやオオシマザクラなどが起源と言われています。
実はこのソメイヨシノ、全国各地にある樹はすべて遺伝的には同一の“クローン”であるという研究結果が出ていることをご存じでしょうか。
サクラ属の多くは同一個体での交配ができない性質があり、すべてのソメイヨシノが“クローン”であるため、ソメイヨシノ同士では種を作ることができないそうです。
種ができないということは、全国のソメイヨシノはすべて、人の手による接ぎ木や挿し木で広まったということ。
ソメイヨシノと人との関わりの強さが伺えるお話ですね。
ところで、ソメイヨシノは秋にも綺麗な紅葉が楽しめますが（写真3枚目）、みなとアクルスでは冬にも、きれいな彩りを提供してくれました。
4枚目の写真は、この冬に開催された“冬季アートイベント”のなかで彩られたソメイヨシノです。
寒い季節にも素敵な笑顔が描かれた沢山のカラフルな“ひかりの実”を纏って、皆さんに楽しんでいただきました。
みなとアクルスで1年中大活躍のソメイヨシノは、港北運河沿いのキャナルウォークでご覧いただけます。
その他にも芝桜やツツジなど、アクルスでは様々な場所に咲く花々がまちを美しく彩ります。
ぜひ春の訪れを知らせる美しい花の姿をお楽しみください。