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SDGsの取り組み⑤「目標14:海の豊かさを守ろう」

みなとアクルスは、様々な活動を通じて、SDGs※の17のゴールのうち、10のゴールの達成に貢献しようと取り組んでいます。
今回は、目標14「海の豊かさを守ろう」の達成に向けた取り組みについてご紹介します。

私たちが生活する地球の表面の約7割を占める海には、確認できているだけで約20万種もの生きものが生息しています。
海は私たちの生存になくてはならない存在ですが、近年、魚の乱獲や人間が出すプラスチックゴミ、陸の活動で発生する汚染水、海の酸性化などで生態系の破壊や海洋汚染が進み、深刻な問題となっています。
SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」は、今ある海洋資源を守り、持続可能な形で利用することを目標に掲げています。

みなとアクルスのエリア中央には、海につながる中川運河の支流である港北運河が流れており、その周囲には、水辺を身近に感じる「キャナルウォーク」という親水空間が整備されています。
運河周辺の環境について考え、美しく保つことを通じ、SDGs14の達成に向け取り組んでいます。

<みなとアクルスの取り組み>
みなとアクルスでは、エリアマネジメントを行っている「みなとアクルスまちづくり推進協議会」が中心となり、地域住民の方々、行政機関、まちの各施設の関係者に呼びかけ、定期的に港北運河やその周辺の清掃活動を行っています。
水面の清掃では、地上からタモで届く範囲に留まらず、船を出して運河からもゴミを拾います。
また、上記の清掃活動とは別に、運河に隣接する邦和スポーツランドや行政機関でも、毎月定期的に水面清掃を実施しています。
これに加え、行政機関は運河の中にオイルフェンスを設置し、ゴミの漂着防止を図っています。
さらに、まちづくり推進協議会は運河のゴミの状況を定点観測し、季節で変動するゴミの量に合わせた清掃回数の見直しも行っています。

こうした取り組みによってゴミの量はずいぶんと減り、海へとつながる運河の環境改善に貢献することができました。引き続きみなとアクルスは、環境保全の取り組みを進めていきます。

私たち一人ひとりがSDGsに興味を持ち、ゴミのポイ捨てをやめたり、地域の海岸・河川清掃に参加したり、水を大切に使うことが、地球を守ることにつながるのだと思います。

毎年8月1日~8月7日は「水の週間」と定められています。
この期間に、水に関する取り組みやイベントが行われているのを目にしたことがある方も、多いのではないでしょうか。
先日みなとアクルスでは、邦和スポーツランドのアイススケートリンクを整える際に出る氷を再利用した打ち水イベントを開催しました。
貴重な水資源について考えるきっかけにもなるこのイベント、今後も毎年実施していく予定です。

みなさんもこの機会に、キレイな水・豊かな海を守るため、私たちにできることから、ぜひ始めてみませんか?

【※「SDGs」とは】
貧困や学習、エネルギーなど様々な分野で起きている問題に取り組むことで、地球上の「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。
目標は17のゴール・169のターゲットから構成され、2030年の達成に向けて全世界が取り組んでいます。

【「水の週間」について】
「水の日(8月1日)」は、2014年に制定された水循環基本法において、国民の間に広く健全な水循環の重要性についての理解と関心を深める日として位置づけられました。「水の日」・「水の週間(8月1日~7日)」には、国・地方公共団体・事業者・民間の団体が連携して、例年、水の大切さに関する普及啓発活動を全国的に実施しています。(国土交通省HP)