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まちの紹介

SDGsの取り組み④「目標12:つくる責任つかう責任」

みなとアクルスは、様々な活動を通じて、SDGs※の17のゴールのうち、10のゴールの達成に貢献しようと取り組んでいます。
今回は、目標12「つくる責任つかう責任」の達成に向けた取り組みについてご紹介します。

SDGs目標12は持続可能な生産・消費パターンの確保を目的としており、人々の暮らしと地球環境を守りながら、生産や消費活動において、資源を有効活用することが求められています。
みなとアクルスは、エネルギー利用における「つくる責任つかう責任」に取り組んでいます。

<みなとアクルスの取組>
◆エネルギーの最適化(生産(=供給側)の取組①)
みなとアクルスでは、先進のスマートエネルギーシステムにより、まち全体でエネルギー需給を最適化しています。
具体的には、総合効率の高い「ガスコージェネレーション」や家庭用燃料電池「エネファーム」、太陽光発電やバイオマス発電などの「再生可能エネルギー」、運河水や発電設備の排熱による「未利用エネルギー」など、多様なエネルギー設備を組合わせシステムを構築しています。
これらのエネルギーを地域エネルギー管理システム「CEMS」で一括管理し、まち全体のエネルギー利用量を予測して効率よくエネルギーを生産し、無駄なくエネルギーを消費できるよう最適な運転を行っています。

◆余剰電力を蓄電、昼間のピークカットに活用(生産(=供給側)の取組②)
大型蓄電池であるNAS電池を導入し、電力消費の少ない夜間にエネファームやバイオマス電力などの余剰電力を蓄電し、翌日昼間に放電します。電力のピークカットを行い、省エネに貢献しています。

◆デマンドレスポンス(消費(=需要家)の取組①)
エネルギーの供給事業者と需要家が連携した取り組みの1つとして、エリア内の施設や住民の方に節電等を要請するデマンドレスポンスに取り組んでいます。
電力のピーク需要が高まりそうな時に、予め節電を要請します。この要請にご協力いただいたお客さまには、ポイントなどのインセンティブを付与し、節電行動への参加を促す仕組みを構築しています。
また、エリア内の施設と協力して同時間帯にイベントなどを開催し、クール・ホットスポットへのお出かけを促すなどの取り組みも行っています。

◆家庭用燃料電池エネファーム(消費(=需要家)の取組②)
まちの中にある分譲マンション「パークホームズLaLa名古屋みなとアクルス」全戸にエネファームが設置されています。
エネファームは都市ガスで発電し、発電の際に出る熱を給湯や暖房などに活用する設備です。
ご家庭で使いきれなかった電気はエネルギーセンターが買い取り、みなとアクルスのエリア内の他の施設に融通して有効利用しています。

◆商業施設におけるAI空調(消費(=需要家)の取組③)
ららぽーと名古屋みなとアクルスでは、AIによる画像解析技術、ビッグデータ解析技術を利用し施設内の在館者数や客層に合わせて空調を制御することで、快適性と省エネルギーを両立するシステムが構築されており、エネルギー消費の最適化に取り組んでいます。

私たち一人ひとりがSDGsに興味を持ち、無駄遣いせず、ものを大切にし、省エネやリサイクルに取り組むことが、地球全体を守ることに繋がります。
みなさんも「夏の省エネキャンペーン※」期間である今、エアコンの設定温度を28度に変更する、自宅で打ち水を実施するなど、私たちにできる身近な省エネ活動から、ぜひ、始めてみませんか?

【※「SDGs」とは】
貧困や教育、エネルギーなど様々な分野で起きている問題に取り組むことで、地球上の「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。
目標は17のゴール・169のターゲットから構成され、2030年の達成に向けて全世界が取り組んでいます。

【※「夏の省エネキャンペーン」について】
5月28日、省エネルギー・省資源対策推進会議省庁連絡会議にて「夏季の省エネルギーの取組について」が決定されました。この決定に基づき、6月から9月までの夏の省エネキャンペーンの期間において、各方面に省エネルギーの取組を呼びかけ、国、地方公共団体、事業者及び国民が一体となった省エネルギーの取組をより一層推進することとされています。