ニュース詳細

まちの紹介

ビオトープ観察日記~「ドングリが実りました!」~

先日、まだ熟れていない緑色の小さなドングリたちを確認することができました。
(写真1枚目)スダジイ
(写真2枚目)シラカシ
(写真3枚目)コナラ
(写真4枚目)クヌギ

ドングリの若い実の皮には葉緑体が含まれており、光合成によって栄養を作り出せるようになっています。
光合成でしっかりと栄養を蓄え大きくなったドングリは、秋が深まるにつれて緑から茶色へと色合いを変え、熟したドングリへと育っていきます。

ドングリを見つけると、秋の訪れを感じることができますよね。
ですが、ドングリが伝えてくれる季節のメッセージは、実は他にもあるんです。

皆さんはなぜドングリがツヤツヤしているのか知っていますか?
その理由は「クチクラ層」が表面をコーティングしているからです。
クチクラ層は、主に〈乾燥防止〉と、〈バリア機能〉の役割を果たしています。
〈乾燥防止〉
ドングリは乾燥すると発芽することができません。
そのため、私たちが肌を保湿するときに乳液を使って蒸発を防ぐように、ドングリもクチクラ層によって内部の水分が蒸発するのを防いでいます。
〈バリア機能〉
カビなどの病原菌が内部に侵入するのを防いだり、地面に落ちたあとに受ける衝撃や摩擦から守ったりする、「鎧」のような役割を担っています。

そんな頼もしいクチクラ層ですが、
発芽の準備が整うと徐々に剥がれていき、表面のツヤが消えて白みがかった薄い茶色へと変化していきます。
もしツヤのない、色の薄いドングリを見かけたら、それは秋が深まり、冬がすぐそこまで来ているサインなのです。
ドングリは秋の始まりと終わりを知らせてくれるんですね。

みなとアクルスのビオトープやアクルスロードを散策すると、かわいいドングリたちに出会えます。
秋の紅葉を見上げて楽しむのも素敵ですが、たまには足元に目を向けて、ドングリが教えてくれる季節の移ろいを探してみてはいかがでしょうか。