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まちの植物観察日記~「ブラシの木」~

日差しが強い日が増えてきましたね。新緑の艶やかで瑞々しい葉っぱが太陽の光に当たってキラキラしている様子に、季節の巡りを感じつつ癒されています。

みなとアクルス内には様々な植物が植えられていますが、
焼きたてのパンが食べられるベーカリー喫茶『Cherry(チェリー)みなと店』と、エクステリアや造園緑化の専門会社『邦和グリーン』の周辺は、庭木の参考にピッタリの植物を沢山見る事ができます。

初めて見るような珍しい植物も植えられていて、新たな発見も楽しめるんですよ!
「すごく鮮やかな赤い花を咲かせる木があるんだなぁ...」と近づいてみてビックリ。

そして名前を見てさらにビックリした植物に出会いました。

その名も「ブラシの木」。本当にブラシそっくり!

ギリシャ語で“美しい雄しべ”という意味の「カリステモン」という属名どおり、ブラシの毛の部分のように見える赤い部分は、花びらではなく雄しべの発達した【花糸(かし)】だそうです。
実は、花びらはその根元にある小さな薄い緑の部分なのだとか。 「花びらから雄しべがこんなに伸びているんだ!」という視点でみると、さらにビックリしてしまいました。

花の形状のインパクトも強いですが、子孫繁栄の為の種の出し方も特殊です。故郷であるオーストラリアは乾燥が強く山火事も多い地域で、その山火事の熱を、種を放つ合図としているそうです。焼け野原になった土地にいち早く子孫を残すという戦略がDNAに組み込まれているのでしょうね。山火事などの身の危険を感じるまで、長い時には10年程、種を抱えたまま枝で待機させることもあるようですよ。

4枚目の写真は昨年の実で、弾けて中にあった種を放出した状態です。
日本では、山火事をきっかけとする種の放出は珍しいのでしょうが、剪定などでも身の危険を感じて「次世代にバトンを繋ぐ時が来た!」と判断するため、種を落としたのですね。

前回ご紹介したソメイヨシノの『クマリン』の戦略にも驚きましたが、ブラシの木の戦略もなかなかのものだと思いませんか?

みなとアクルスの「ブラシの木」は、満開を迎えています。
『Cherry(チェリー)みなと店』の裏手で見られますので、美味しいパンを食べるついでに、ぜひ眺めに来てくださいね!